コミュニケーションとメディアの技術史の関係を調べて行く中で、社会ネットワーク関連の書籍を読むようになった。といってもまだ2册。
『スモールワールド・ネットワーク/ダンカン・ワッツ著』、『新ネットワーク思考/アルバート=ラズロ・バラバシ著』を読んだ程度。とWeb上にあるネットワーク関連のコンテンツ。
ネットワークの科学の考え方で物事を考えてみると以外と納得!みたいな事の連続で結構ハマっている。
生命体の細胞レベル、遺伝子のネットワーク、ウィルスの蔓延、社会の出来事などをネットワーク的に思考するという科学。いろいろな「?」が解決して面白い。
コンゴ民主共和国北部にあるエボラ川が由来を持つエボラ熱出血。
強力な殺傷力を持ちながら世界中に広がることはなかった。
殺傷力が強すぎて複製を作る前に感染された犠牲者が亡くなったから。
感染者は兆候が現れると、その強力な殺傷能力により機能不全に陥り移動できない。
殺傷力が強よ過ぎ=拡散能力がない
でっ、夕食にワインを飲みながら考えたこと。
世の中に1発屋と言われる歌手や、一時的なブームで終わる人がいる。
これは何故か?
これは伝染する力が強すぎて、自分が負けてしまう、ブームに負けてしまうからじゃないかと思った。
継続してブーム(伝染力)を継続するには伝染力に絶える力(力量)が必要と言う訳だ。
でっ結局、歌手であれば歌唱力、役者であれば演技力がその世界で生き残る力になるわけだ。
あたり前といえば当たり前だけど、ある時期大ヒットを飛ばした歌唱力のないAという歌手よりも、その時期特にヒットはなくても歌唱力(伝染力)を持ち続ける歌手Bの方が長いスパンでみれば成功者といえる。
じゃあ、巷ににいる沢山いる歌唱力があるCさんは、何故プロとして成功しないか、売れないか?
それは売れるネットワークに乗っていないから。
ただ歌がうまくても、伝染力がなければ広がらないし、戦略的な売り出し作戦が必要。
伝染力は人の感性に訴える歌心とか何かだと思うし、拡散するためにはそれなりの戦略がなければ成功はすることはない。なんてことを考えた。
それと、シンクロ(同期)。
コオロギの鳴き声は同期し大きな鳴き声となる。またコンサート会場で観客がアンコールの拍手をする時も誰が音頭を取る事もなく、シンクロし拍手のリズムなり強弱が一致する。
ライブドアとフジテレビ。
市場はどちらにシンクロするか?
どちらが正しい、好き嫌いではなくどちらが自然の流れに沿っているか?
でっ、考えるとライブドアに市場は同期する。気がする。
フジテレビの新株予約権発行は不自然だ。株式市場のことには興味がないがネットワーク思考で考えると不自然なことに人は同期しない。ような気がする。
メディアの変遷でいえば、テレビというメディアはいずれ消える運命にある。
テレビ+ラジオは新しいメディア(Web)に融合される。
メディアの技術史的には自然な成り行きだ。
この流れに市場はシンクロするのではないか?と大胆な予想をしている。
by Harada Hiroki : February 26, 2005 9:01 PM
Tag: Internet, スモールワールド・ネットワーク
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ライブドアには市場は同期しないと思います。だって何やってる会社か、さっぱり会社の顔が見えない。マネーゲームみたいで親近感も共鳴も沸かないから。
テレビ、ラジオ、新聞が「殺される」のはでなく、いずれ、より静かに融合される時期が来るのではとも思います。ネットの中にいるとね、ネットが普及しつくしているような気になるのですが、知り合いとかでも、メール以外は使わないって人の方が、ずっとずっと多い。そしてこれまでに既存メディアが培った取材力などは無視できない。
既存メディアもいずれはネットにも歩み寄るでしょう。ライブドアみたいなかたちでなく、それこそ市場の要求で。
ホリエモンの行動は既存メディアがIT産業に対して強い反発を招く結果となってしまった。その意味で、既存メディアとネットの融合をかえって遅らせる働きをしてしまったかもしれません。
by 石田優子 : February 27, 2005 10:50 AM
石田さん、コメントありがとうございます。
石田さんがおしゃる通りだと思います。
エントリーの内容は全く見当違いの考えだとは自分でも思っています。
電通発表のマスコミの大きな収益源「2004年(平成16年)日本の広告費(PDFファイル)」をみると、総広告費5兆8,571億円、マスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の中でテレビはトップの2兆436億円。インターネット広告費は1,814億円ひよこみたいなものです。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2005/pdf/2005006-0217.pdf
メディアとしてのテレビ、新聞が僕が生きている間に消える、とは思っていません。携帯でメールができればよく、PCでWEBをみない人も僕の回りにも沢山います。
既存マスコミの取材力やジャーナリストを無視しこれからはWEBだと考えているわけでもありません。
ただ、ほんとなんの根拠もなく、
フジテレビ、ニッポン放送の記者会見でみた首脳陣の顔には「安定感」が消失していました。免疫のない新種のウィルスに感染しあわててワクチンを投入したけど、効果があるのかどうか確信がない不安な顔。
を眺めいたら、テレビ、ラジオ、新聞とある意味強力に繋がったネットワークは以外と外部からのウイルスの侵入に弱いのではと、思ったのです。
なが〜い、なが〜い「幸せな時代」の終わりが始まったような。で、時代の流れに同期するという意味で書いてみました。
by はらだ : February 27, 2005 2:06 PM
今回の事件を引き起こしたのは悪性のウィルスだとは思いますが、それだけの事だと思いますよ。
罹患した方は不快だけど、それほどしんどくもないでしょう。
それよりも問題なのは、改革者登場という幻想を持ってしまうことでしょう。多くの人が反旗を翻して見えるような人間に期待してしまい支持してしまうことでしょう。
改革は委託事項でもなんでもありません。それぞれの人々が自らで行うことだと僕は考えます。
by ひかわ : February 28, 2005 10:03 AM